わたしは強制給餌についてたくさんの先輩方の動画や闘病ブログ、掲示板の情報など隅々に至るまで調べまくり、まるの協力のもと試しまくりました。
良いと聞くとなんでも買ってみて試行錯誤し、イマイチと思えばすぐにボツにして次々と試してみました。
そしてわたし達的に最終的に使えると思ったものを厳選したので、ここにまとめようと思います。
一刻も無駄に過ごせない方のために、ご参考になれば幸せです。
食事と液体に、それぞれ最適なサイズのシリンジ
フード用におすすめ

※洗うたび、黒いガスケットの部分(例:ニプロシリンジの場合は、ゴムとプラスチックの中間のような素材TPEを使用。便宜上、以下ゴムと呼びます。)が劣化します。
長持ちのコツを調べると「洗剤で洗わずお湯洗い程度が良い」「洗ったあとゴムに少量の食用油を塗ると良い」など見つかったけど…
使うたびゴムが固く押しづらくなるし、メモリの印字部分もどんどん消えてしまうので、どっちみちある程度使ったら新しい物に交換する事になります。
自分に合うサイズが決まったら、複数個のセットで購入した方がだいぶ安くなるしおススメです。
初めて使ったのは、当時通院してた病院に聞いて譲ってもらった物でした。
その病院ではこの50mlサイズ1種類を勧めてるとの事で、ちなみに400円+税でした。
雑貨扱いのものでなく、医療用の滅菌されてるシリンジです。

女性の中でも手が小さく肉厚なわたしには、ちょっと大きく感じます。
でもしばらく使ううちにコツをつかんだので、まぁこれはこれでアリだと思います。
大は小を兼ねる、と考える方にはいいかと。
筒の部分を指全体で握り、手のひらで押すようにするといい感じです。
50mlシリンジのサイズ感。
その後、他にも色々検証しましたが。
結局同じシリーズ内の30mlと20mlが持ちやすさ・中に入れるごはん量を考えてもベストサイズだと思います。

※【カテーテル用シリンジ】(カテーテルチップ)と記載あるものを選んでくださいね。
他のタイプはパッと見そっくりでも口先が短い・円の真ん中(中口)などで使いづらいので、間違わないよう注意!
◆口が真ん中でなく片側に寄ってる
◆口が短すぎないタイプが、フード入れる時や空気抜く時に先からこぼれづらくgoodです。
※わたしが探してた時点では、20ml以下のサイズは中口(口先が寄っておらず真ん中)しか見つからなかった記憶です。
小さくなり筒が細くなると、作り的に寄せるのは難しいとか何か理由があるのかも??
◆でも20mlに関しては30、50と比べだいぶ扱いやすいサイズになるので、中口でも問題感じませんでしたよ。
↓左の20mlの口先が中口です。

左/20ml、右/30ml
液体用におすすめ
こちらはセカンドオピニオンの病院で譲ってもらったサイズです。
同じく医療用のテルモシリンジ、5ml(中口)です。
2.5mlは開封することなくそのままになってしまいました。
なので使い心地はお伝えできませんが、袋の上から持ってみた感じだと5mlと大差は感じません。
容量でお好みの方を選んで良いのかも。
※ただひとつ言えるのは、あまり本体が短いものは使いづらいです。

(サイズ感わかりづらくてすみません。)
◆未開封のニプロ2.5ml
◆滅菌の1ml(わたしの美容用に買ってあった物。試しに使ってみたら、細くて猫の口に良いサイズ。気に入り使いやすかったけど、量が1mlはさすがにちょっと少な過ぎでした。)
◆腎臓病の液体薬セミントラ付属の4ml(この口先の感じでもうちょっと量多ければベスト!)
◆ニプロ5ml(口先にのちほど書くチューブを着けてる状態なので、少し太く見えます。)

このくらいの小さいサイズだと、どれも使いやすかったです。
欲を言えばわたし的には、口先だけでなく筒の部分も細長いものがベストでした。
自分に合ってるサイズだと、押すとき繊細に量の調整がしやすいです。
◆1mlと4mlのが口先も筒の細長さも使いやすかった。ただ容量が少ないため、本数用意する必要がある。
複数用意して持ち替える時オタオタすると、飽きたり逃げたりされる。
*口先に優しさをプラス!
上記で紹介した医療用シリンジは、どれもそのままでも使える作りだと思います。
でも自分の気持ち的に、口の中が痛いまるのためにはさらに口当たり優しくしたくて。。
ホームセンターいくつか回ってシリコンチューブを探したんですが、ビニール製?のしか見つけられずひとまずそれを使ってました。
後に他のホームセンターと、人間の赤ちゃん用品店でシリコン製のを見つけました。
※ホームセンターだと計り売りしてくれます。
庭用のビニールホースなどを計り売りしてるコーナーを探してみてくださいね。
※金魚・熱帯魚コーナーなど水槽付近にも酸素用?のシリコンチューブありました。
でも長いのまるごと買うしかなく高かったです。元々お魚飼ってる方は、綺麗でサイズ合えば使えるかも。

やはりシリコンの方が尚優しい柔らかさだけど、
ビニールでも付けないより全然優しくて良いと思いますよ。
直径がミリ単位だし実際に合わせてみないと不安…ってのもあり、わたしはシリンジ持ち歩いて探しに行ってました。
◆ビニール製のチューブ×2サイズ
◆シリコン製のチューブ
◆赤ちゃんのマグにセットする用のシリコンストロー替え

当然ながら、しっかり煮沸してから使いましょうね。
(念のため、下に煮沸方法も書きます。)
少しキツめなサイズを着けて外れないか引っぱって確かめたら、シリンジの口よりちょっと長めにハサミで切ります。
※その時一気にパチンと切らずに少しずつ切ると、それはそれで切り口がガタガタになって引っ掛かりができちゃうので気をつけてくださいね。
【簡単】一般的な煮沸消毒の仕方
100℃以上で5分煮ると、充分な消毒効果があるとされています。
◆よって、煮沸消毒したいものの耐熱温度が100℃以上あるか確認しましょう。
◆例えばニプロシリンジの本体素材はPP(ポリプロピレン)、ネット検索では耐熱温度100~140℃と書いてるページが多いです。

※ガスケット(わたしがゴムと呼んでる部分)素材はTPE(熱可塑性エラストマー)なので、連続耐熱60℃~70℃です。
それでも煮沸消毒するかは…自己責任でお願いします。
◆ちなみに80℃以上のお湯に10分以上浸ければ煮沸消毒といえるのですが、いずれにせよグラグラ煮なくてもガスケットは耐熱温度的にダメですね。

わたし個人的には…
シリンジはどっちみち消耗品なので、煮沸消毒したくなる頃合いに新しいものに替えてました。
1.鍋に消毒したいものを入れる。
パーツが分かれるものは、分解してから入れてください。
(例:シリンジは本体から押す部分を抜いた状態。黒いガスケットの煮沸に関しては上記の通り。外すと破損したり歪んで液漏れの元になる可能性ありますが、そこは自己判断におまかせします。)
2.それらがしっかり浸かる量の水を入れたら、火にかける。
3.沸騰してから5分ぐつぐつ煮る。
4.菜箸やトングなどで取り出し、清潔な場所で自然乾燥させる。
まとめ
次回は、わたしが給餌の具を作る時に工夫してた色々です。

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