
今回は【トレイ系】【パウチ系】【とにかく少しでも栄養を…】
そして【使えるおまけ】です。

あたしもクチコミするネ

将来のために、あたいも味見してるヨ♪
獣医には治療開始当初から、まるの場合は「何でも食べてくれるものをあげて。とにかくカロリー摂取が先決だ」と言われました。
固いもの、固形物が食べられない状態だったので、基本ドライフード以外で探しました。
なるべくホームセンターやペット用品店、スーパーなどの店頭でも入手しやすいものメインで紹介します。
【とにかく高カロリーな色々】【高カロリーな缶詰】はこちら▼
一般食でも総合栄養食でも、弱った高齢猫への最優先は高カロリー食!

わたしとまるの感想も書いてます。
が、まるはただでさえ食欲不振な上に口腔内の痛みで余計に細かいとこ厳しかったです。
体調悪いまるのその時時の様子なので、本来の食いつきのあてにはなりません。
そこはあくまでも参考まで。
・猫のわりには、そんなに偏食な方ではないはず。
・どちらかといえば魚よりチキン好き。
・基本カリカリオンリーだったから、本来ならウエットや缶詰出すとご馳走のテンションで喜ぶ。
・大概はひとまずニオイかいで食べてはみることが多い。
ニオイが嫌いだと、味を試すとこまでいってくれません。
自力で必要分のカロリー摂取できてない状況だと、早い段階でごはん介助が必要です。
強制給餌についてはこちらにまとめてます▼

【トレイ系】
◆スペシフィック 猫用 食事療法食 FKW 腎心肝アシストウエット(100g*7)⇒158kcal/100g
食事療法食。
・慢性腎臓病(慢性腎不全):リンと蛋白質、ナトリウムを制限。
・心臓病(心不全、高血圧、浮腫):ナトリウムを制限。
・肝臓病(肝不全。胆汁うっ滞の猫を除く):蛋白質の含有量を制限。
・尿酸塩、シュウ酸塩・シスチン尿石症:蛋白質含有量を制限。ミネラル類を調整。

わたしは強制給餌の大本命として使用。
腎臓病の療法食の中で、ずば抜けて高カロリー!
食べてくれない療法食が多い中で、これは口コミも良く。
ヒト的にも美味しそうな匂いで、初めてあげた時は自分でお皿から食べてくれたほど。

そそられるニオイ♪
具合悪い日はヤだったけど、でもギリギリまでがんばって食べたよ
◆ワイルドレシピ成猫用サーモン&トラウト入パテ75g⇒(37.5g×2パテ)42kcal/1パテ
総合栄養食。
高タンパク
穀物フリー
肉や魚を第一主原料に使用
厳選素材を使用
※ざく切りタイプではなくパテタイプが食べやすさでおすすめ。

極小の粒ですら食べづらくなってしまった口内環境。
ニュートロシリーズは、どのパテでも多少粒が入ってる感じがします。
でもニオイが好きなのか、安定してある程度なめてくれた。
※毎日あまりに食べる量少なすぎで、たんぱく制限どころじゃない。
むしろ高たんぱくのフード探して選んだ内のひとつ。

まぁまぁ食欲わくニオイだよにゃ。

まいうまいうまいうー
◆デイリーディッシュ成猫用サーモン&チキンパテ75g⇒約37kcal/1トレイ(×2トレイ)
総合栄養食。
魚や肉を第一主原料に使用し、穀物フリー。
一食分にちょうどいい少量使い切りタイプ、常に猫が好きな室温で与えられる。
舌ですくって食べやすい。

これの他、主にチキン、ツナ、ターキーをローテーション。
たまに白身魚も。
(エビとか牛は、わたしは基本あげない。本来の猫食べない食材だしね。それ言うとホントは魚もだけど…。)
薬&サプリ飲ませるのに元々少量食べさせる事あって、好きなの知ってた。
※でも徐々に、これすら極小の粒がイヤでプイっとするように。。

コレ、無難で飽きニャいんだよね~

まいうまいうまいうー
◆ロイヤルカナン FHN-WET ベビーキャット 100g⇒96kcal/100g
離乳期の子猫、授乳期の母猫に。
子猫の自然の抵抗力を維持するために独自の栄養バランスに調整。
※これ系は、対象以外の猫には普段はあげない方が良いと思います。
栄養バランスが特殊だから、健康な成猫は逆に不調をおこす可能性が。
※そこそこ高カロリー&食べやすいムースタイプなので、試してみました。

過去の記事に書いたように、正直個人的にロイカナは極力あげたくない。
けど、緊急事態に手近の店頭で入手しやすいのは強み。
試しに買ってみました。
けどもう体調悪化のタイミングだったせいか一切食べてくれず…。残念。
※成分に防腐剤記載なく、業界裏側を思うと不安だったけど…言ってられる段階ではなくて。

ニオイかいだだけ。
あたしもう食欲ないニャ。
次は【パウチ系】です。
【パウチ系】
◆メルミル 介護期用 まぐろ(30g)⇒43kcal/1袋
◆メルミル 介護期用 かつお(30g)⇒44kcal/1袋
総合栄養食。
ドライフードが食べづらくなってきた猫のための、滑らかなペーストタイプ。
腎臓・心臓に配慮し、リンとナトリウムの含有量を調整。
※15歳、18歳からの(各40g)もあるけど、この介護用2種の方が高カロリー!見た目似てるから注意。
※極小の粒もなく液体に近くて、なめるの楽そうだった。

最初すごい勢いで喜んでなめてくれたのに。
なぜか数日後にはプイっと…
指ですくって延々なくなるまで口元にもってくと、根負けしてなめてくれる日たまにあり。
※少量でカロリー高いから、意地で定期的にあげてた。
◆シニア猫用 健康缶 パウチ 毛玉ケア(40g)⇒35kcal/1袋
リンとナトリウム、マグネシウムとカルシウムも調整。
なめて食べられるまぐろ味のとろとろペーストタイプ。
免疫力の維持をサポートするビタミンE配合。
※タイトルは毛玉ケアだけど、「腎臓に配慮」の方に惹かれて購入。
※シリーズで種類豊富なので、愛猫の好みそうなのを探してみてください。

健康缶シリーズは食べてくれるとの口コミが多く、最期近くにダメ元でも買ってみた。
他の味やタイプも何種類も試したけど、まるはもう何も食べたくなさそうだった。
※一般的にはなかなか人気ある印象ですよ。
◆無一物パウチ やんわか仕立て 鶏むね肉(35g)⇒約21kcal/袋
◆無一物パウチ やんわか仕立て まぐろ(40g)⇒約23kcal/袋
◆無一物パウチ やんわか仕立て かつお(40g)⇒約23kcal/袋
材料はそれぞれ、鶏むね肉、まぐろ、かつおと水だけ。
食品添加物・飼料添加物など一切不使用。
ペーストと細かいフレークで食べやすい。

無一物は元々我が家のド定番!救世主のように重宝してきた。
他食べない時でもコレ(やんわかタイプ)はなんとか舐めてくれやすかった。
以前から薬・サプリは同シリーズの通常タイプに混ぜてあげてて、好きだったから余計かも。
※リンなど劇的に低いし余計な添加物も無し、普段の投薬用で迷うなら個人的にはこれ一択でいいと思う。
ただ高カロリーの摂取は見込めない。
とにかく何でもいいから食べて!という状況時に、おすすめできます。
◆ピュリナワン キャット パウチ 健康寿命ケア 7歳以上 チキン グレービー仕立て(70g)⇒約82kcal/100g
総合栄養食。
7歳以上の猫の健康に配慮し、下部尿路や心臓の健康維持をサポート。
合成着色料・香料無添加。
原産国:オーストラリア

匂いが強めで食欲がそそられるよう。
メインの固形部分はほとんど食べられなかったけど、汁は定期的になめてくれた。

ホントはかたまり食べたかったんだけどニャー
◆ロイヤルカナン療法食 腎臓サポートパウチ (85g)⇒128kcal/100g
※高カロリー
腎臓ケアのための食事療法食。
※平らな俵型のようなレバー風かたまりが入ってます。
汁だけじゃなく固形物が食べられれば、カロリー摂取が期待できます。

例のごとく(過去の記事ご参照ください)個人的にロイカナはあげたくない。。
けど今はとにかく何でもいいから食べて欲しくて早い段階で買ってみた。
※やはりニオイが強く、最初すぐは喜んで具も少し食べようと頑張ってくれた。
でも残りを冷蔵庫に入れてたら、なんだか違和感あるニオイに変化したような…

はじめはそそられるニオイしたよ♪
でも2回目からは、ニャんだかもういらない気分。。
汁少しなめてみたけど、残しちゃった

あたいも まる姉ちゃんと同じ感想かも。
不思議なニオイしたニャ。
◆猫日和レトルト チキンのヤギミルク煮 40g
希少な国産ヤギミルクでチキンを煮込んだ贅沢な猫用ウェットフード。
美食家CATにオススメのフード。
タウリン入り。

シリーズの他のはイマイチだったけど、これはヤギミルクの汁部分を気に入りよく舐めてくれた。

ニャんか好きなの♪
【とにかく少しでも栄養を…】
◆森乳サンワールド ワンラック プレミアムキャットミルク(150g)⇒500kcaL/100g
※超高カロリー
※免疫力と脳の健全な生育をサポートする幼猫用特殊調製粉乳。
成猫にもOK。
初乳・ラクトフェリン・ビフィズス菌・タウリン配合。
乳糖を調整してあり、おなかにやさしい。

前記事の【高カロリーの色々】で紹介したミルクやキドナが強制給餌の主力になってたため、こちらは後回しにしてた。
最期の前夜、ついに給餌をプイっとして……
もう液体しかダメなら初乳パワー入りのこれを、と用意してた。
でも開封する寸前に…まるは旅立ってしまいました。
☆彡 時は同じ頃。
わたしの妹が生後1、2日の捨て猫3匹を保護し、ほとんど寝ずに授乳してると聞いてた。
「あたしはもういいんだからね。そのコたちにあげてよニャ~」って、まるの声が聞こえた気がした。
早速ミルク、ちびスケたちにあげたからね。
まるがちびだった16年前にお留守番一緒にしてたぬいぐるみもね。
みんな喜んで、抱きついて寝てるってヨ。
まる、ありがとね。
◆ロイヤルゴートミルク(25g)⇒356kcal/100gあたり
ヤギミルクを100%原料としており、保存料・着色料は一切不使用。
カルシウム・ビタミン・ミネラル・マグネシウム・カリウム等が豊富。
命の源と言われるタウリンの含有量は牛乳の約20倍。
良質なタンパク源、中鎖脂肪酸も含有。
牛乳に比べ消化されやすく、母乳にもっとも近いと言われている。
※経験上ヤギミルクは猫も好き嫌いあるので、こちらの使い切り25gサイズで試すと良いですよ。
※牛乳がお腹に合わないコにはヤギミルクがおすすめ。
※ただ牛乳にくらべると低脂肪、低カロリー。(でも消化が良い分吸収率も高いだろうし、もしかしたら遜色ないのかも?勉強不足で断言は出来ずにすみません。)

ヤギミルクで煮たパウチは一時期大好きだったから買っておいたの。
でも最後まで開封する機会なくて…ごめんね。

いろんなのいっぱい味わえたヨ
☆使える【おまけ】☆

乳酸菌の粉末や免疫UPのサプリなど、もう何に混ぜても飲んでくれなくなった時。
少量の無塩バターにスプーンで混ぜ込んでくうち体温でちょうど良く溶けて、指の先につけて口元持ってったら…
喜んで頑張ってなめてくれた。
※いざという時使える技ですヨ!

食欲なくてもコレおいしーヨ♪
たんぱく質、カルシウム、リン、マグネシウムの含有量など気にしない!その理由は
2回にわたり、高カロリーで嗜好性も高めと感じたものをピックアップして紹介しました。
正直この何倍、いや何十倍?もの色々を試しました。
載せてないものはカロリーが高いと言えないものの他、単純にうちのキャツらには不評だったもの。
特筆するほどの特徴もなかったものだったり。
独断と偏見も多少入り混じってます。
1日に必要なカロリーが全然摂れてない状況だと、腎臓病では本来定番の制限である“たんぱく質””リン”など、全く気にする必要なかったんですね。
なぜならそもそも必要最低限の分も摂れてないんだから、制限するだなんて何考えてんだってハナシですね。
そんな当たり前のことにも気づかず、、バカな飼い主です。。
ねこは好き嫌いをはっきり主張する生き物。
だから結局はどんなに中身が素晴らしかろうがなんだろうが、食べられない緊急事態には愛猫が好んで食べてくれるものが一番なんだと思います。
あまりにも中身やイメージ、ブランド力など人間が気に入るかどうかにとらわれるんじゃなくて、猫さんが選ぶものを優先であげる方がいいんじゃないかなと。
毎日毎日、1日何パック開けてはプイっとされたか…
勿体ないとか苦労してはるばる遠くで見つけてきたのにとか、思いはいっぱいあるのもすごくわかります。
でもそれで意地になって、本ニャン好きじゃないのを無理にしつこく食べさせようとしないで欲しいナって。
食べること自体がトラウマにでもなったらもう…
(*身体は異常がないけど、メンタル的なもので食べられなくなったケースを何度か見かけました。)
腎臓病は吐き気、胃腸が具合悪い、口の中痛い…って、お腹空くけど食べたくない・食べられない状態です。
まるのようにガリガリに痩せてきちゃってる段階だと、もうまずは何でもいいから気が向くもの、本にゃん的にマシなものを食べてもらうのが目標で。
免疫と体力回復が最優先です。
カノジョらは人間では信じられないレベルの自己免疫や自己治癒力を発揮する能力を持ってます。
とにかく動物は、そのためには食べることが何より大切なこと。
さっき書いたことと矛盾してるようだけど、時には心を鬼にして強制給餌が必要になる時期もあるかも知れません。
わたしは自分が覚悟を決めてやってみるまでは、色々と思い躊躇してました。
だけど、いざやり始めたらだんだん。
なんでもっと早く!あの頃に!さっさと始めなかったんだろう。。。と、今後悔してもしてもし切れずにいます。
近いうちにごはん介助についても、たくさん試してたどり着いた知恵などを書こうと思ってます。
コメント
我が家の猫も腎不全、肺炎を発症したため拝見させていただきました。
ご飯を食べてくれないため、食事など参考にさせていただきます。