強制給餌を調べてこのブログにたどり着いてくださったあなたは、今大切な愛猫さんや愛犬さんの様子にただならぬ危機を感じてるからではないでしょうか…?
もし当時のわたしのように「とりあえず調べてはいるけど、今じゃなくていずれするかも。」というお気持ちでしたら、わたしが今している後悔をぜひ読んで欲しいです。
もしかしたら“今後”じゃなくて、本当はもう“今すぐ”に必要な事態かも知れないからです。
強制給餌を始めるタイミングは
当時15歳のまるは、ある日突然カリカリを一切食べなくなりました。
自分からは、粉薬を混ぜたほんのちょっとのウェットフードをなめるだけ。
腎臓病の影響でなりがちな歯肉炎から始まり、じょじょに歯の根元が膿んできてました。
猫の口内炎系は人間の口内炎とは全く違って、とんでもない激痛だそうです。
いくらお腹が空いても、食べる時の激痛と天秤にかけるとやはり…
当時のわたしは教科書通り、腎臓病でよくある吐き気や食欲不振のせいが一番有力だと思ってました。
だけど今あの頃の様子を色々と思い出すと、きっと食べたかったけどかなり我慢してたんだと思います。
お腹ペコペコだったと思います。。
まるの場合、最期の日の血液検査では立っているのが奇跡的な数値で、先生が驚いてました。
本来ならとっくに寝たきりになってたり、吐き気がひどくて口から何も摂れないと思える数値でした。
でもまるは、ギリギリまで強制給餌もさほど吐かずになんとか消化してくれ、自力で水を飲みトイレも頑張ってました。
人間もそうですが血液の数値と体調の関係には個体差があって、数値が悪くても本人的にはまだ平気だったりする場合があります。
(わたし自身、子供の頃からずっと通常時から白血球が多くて毎度引っ掛かりますが特に問題ありません。)
それを思うと、自力で食べるのを嫌がった一番の原因は腎臓よりもまず、口の中が痛かったからではと。。
実際数値のわりに、吐くことも数えるくらいしかありませんでした。
一般的には重い症状出る数値でも、それより本にゃんの様子がどうかを優先して判断する方が大事だと思います。
なのに当時のわたしは吐く時に体力消耗し逆に弱ってしまうことばかり恐れ、表面上嫌がる”食べること”を無理矢理させるのは可哀相、動物だから本ニャンが身体に必要な分がわかってて今は少量しか摂取しないのかも、などと。
最期の1週間は本格的に歯の根元が膿んで、かわいい顔の右半分が腫れてしまいました。
それで抗生剤を飲ませたら、薬の副作用の吐き気がひどく出て余計もう食べられなくなってしまって。
そうなってからはもう、強制給餌も身体が受け付けてくれなくなり。。。
極限にカロリー必要な時に、もう受け付けてくれないジレンマ。
口の違和感が出始め自力で少ししか食べられない姿を見た最初の段階で、余計なこと考えたり悩んだりせずにとっとと強制給餌をすれば良かったってこと。
スコの骨瘤など生まれながらに痛い身体を抱え、それでも健気にマイペースで生きてきたまる。
それもあり余計に極力無理させずまるが楽で自由に過ごせるようにしてきたわたし。
なのでずっと、強制給餌だなんてかわいそう。動物の本能に反してる。という思いが深くにありました。
だけど今思い起こすと、どう考えてもまだ食べられた、内臓も働いてたあの頃にこそ始めるべきだったと、後悔してもし切れずにいます。
その頃はまだ、ちゃんとお腹が空いてて毎日自主的にいくらか食べようとしてたんですよね。
「自力で食べるうちはまだ大丈夫」じゃなくて「自力ではこれしか食べられてないから」と考えて、そこですでに焦るべきだったんですよね。
まるは慢性腎臓病、心筋症と診断を受けて投薬が始まってから3ヶ月半の闘病生活でした。
その内最初の1ヶ月は、本にゃんに食べたい物と量を任せて見守る毎日でした。
次の1ヶ月半はスプーンにすくった物を握りしめて追いかけ回し、何時間もかけて少しでも多く食べさせるのに必死でした。
でも爪楊枝の先ほどの量ずつしか口に入れてくれないので、お互い疲れ果てても結果ほんの少ししか食べられてなかった。
そしてわたしがいよいよ強制給餌を開始したのは、最期の1ヶ月だけでした。
動物が人間と違うのは、やはり野生の力が段違いに強いからか、自己免疫力により度々奇跡をおこす事がある点です。
でもそのためには何より、食べる事が最重要となります。
わたしがまるに最初から強制的にでも食べさせてたら、違う結果になってた可能性が充分にあったと思います。
強制給餌に使える高カロリーアイテムとサプリ
高カロリーの色々を紹介した記事を書きましたが、最期の1ヶ月はそれらを駆使して強制給餌しました。
ぜひ参考になりますように。
食事▼


サプリ▼

役立つ情報を厳選します
わたしもたくさんの先輩方の動画や闘病ブログ、掲示板の情報など隅々に至るまで調べまくり、まるの協力のもと試しまくりました。
良いと聞くとなんでも買ってみて試行錯誤し、イマイチと思えばすぐにボツにして次々と試してみました。
そして自分的な経験上で、最終的に使えると思ったものを厳選できた頃にはもう、、
まるの最期の日まで、残り半月くらいになってしまってたんです。
読んでくださってるあなたには、わたしがまるに早い段階からしてあげたかった事、この後悔をせずに済むよう心から願っています。
今食べられずにいる大切なコのために、何かしらのお役に立てたら幸せです。
正直なところ当時の画像色々が辛くてまだちゃんと見られずで、有益な情報は早く書きたいと思いながらもなかなか完成させられずにいます。。
ですがやはり、近いうちに強制給餌について役立つ記事をしっかり書きたいと思ってます。
コメント