今日はまるの四十九日。
まるを喪ってから、お世話になった先生に報告とお礼を…と思いながらも、なかなか心が無理で毎日が過ぎてました。
ちょうど1か月経つ日になんとか区切りをつける気持ちになれたので、意を決してやっと連絡できました。
自宅補液のために最後に処方された3本のうち、1本しか使ってあげられなかった。
最低でも使用済みは医療廃棄物としていずれ病院に返さねばと、ずっと気になってた。
それにあの頃はとにかく何でもいいから口にして欲しいと、まるのために試行錯誤して買い集めてたものがたくさん遺されていて。
毎日いろんな所で探してきた缶詰やパウチ、猫用高カロリー粉ミルク、おやつでもふりかけでもカリカリでも、今までは原材料見て買わないようなものでも何でもかんでも買ってきては、次々とプイっとされての繰り返し。。
未開封のおむつやおしっこシート、強制給餌用に試行錯誤して試しまくった数々のサイズやタイプのシリンジ。
せめて口や歯肉が痛くないように、シリンジの先に付けるため人の赤ちゃん用品店で探したシリコンチューブ。
やっとベストサイズを見つけられたと思った医療用の滅菌シリンジは、未開封でたくさん残ってしまってる。
取り寄せたネフガードやレンジアレンもキドナも、、、
ほとんど使ってあげられないまま。。
高カロリーの腎臓療法食も、追加注文した分は一切手付かずのままに。。
動物保護団体への寄付も調べてはみたけど、、
最期まで諦める素振りは見せずにまるに優しく声をかけてくれてた先生のところで使ってもらえるなら1番うれしいなと、わたしの心は望んだ。
先生は保護活動してる方々にも積極的に関わってらっしゃるようだし、現に里親募集の貼り紙を見ると院内でも保護してるコがいるようだった。
いくら何でもかんでも買って大量に残ってしまってるとはいえ、必ず原材料はチェックして自分的最低限ライン以上の物は選んでたつもり。
だから、他のコたちにも気持ち的に安心してあげられるとも思った。
かと言ってわたしも全く知らない相手に託すのもなんだか気が進まずで、、
もし同じく保護活動の方々に使って頂けるのだとしても、お世話になり信頼できた先生を窓口に渡せた方が安心できる気がした。
必要な方に確実に届いてちゃんと使ってもらえるのが、確かな気持ちで実感できるというか。
自分でもわがままだと思うけど、
日々地獄を見ながら保護活動されてる方々にとっては悠長なこと言ってられないだろうと思ってるんだけど、
でも今回は…回りくどいけど、どうか許してください。
先生にそういった諸々の相談もしたくていたし、勇気出してやっと電話できて、、
結果的に良かったと思う。
「まるちゃん、本当によくがんばりましたね。」
が、先生からの第一声でした。
わたしは泣かないでちゃんと色々話すんだと決めてたから、なんとか堪えました。
(我が家のイスは全て、爪とぎ兼アゴ置き)
その電話で3歳ちびの全身ドックも予約して、その時に全部持っていきました。
早速、県内でもニュースになってた「多頭飼育崩壊の現場から救出したコたちにもあげていいですか?」
「これは入院中のコたちに使えるかも。」
「患者さんたちから強制給餌してる話聞くけど、皆さんシリンジどうしてるのかずっと謎だったの。なるほど〜、ネットでこうやってちゃんとしたの買えるのね!」
と、色々喜んで具体的に行き先を教えてくれながら受け取ってくださって、、
細やかに気持ち汲んでかけてくれただろう言葉は、うれしかった。
全部全部まるが遺してくれた、わたしにとってはすごく大切なモノだったから。
思えば、生まれてこの方ずっと動物たちと暮らしてきてるというのに、先生にこんな報告を入れるのは今回初めての経験だった。
電話の時は受付のお姉さんが、すぐに察して先生に替わってくださった。
みんな報告するのが割と一般的なのかなぁ。。
わたしにはキツ過ぎて、言葉にすらできずに過ぎてしまうだろうになぁ。
感謝してないとか恨んでるとかでは全然なく、単純にただただ自分が冷静に話せると思えないんだ。
話すからには長々詳しくなりがちだから、そんな説明しかできない話下手なわたしには辛すぎる。
当日来院した時は泣かないように、意識的になるべくちびの話ばかりして。
一通り話し終えてから、ちびをドックで預けてまた夕方迎えにいく事に。
ちびは爪切りだけでも地獄絵図なものすごいビビリだけど、でも若いし身体は当然元気だと信じて。
でもまるの事もあったばかりだし、色々考えて避妊手術もまだ延ばしてたのもあるし、念のため健康診断してもらおうと。
そして無事検査終わったというので夕方迎えに行くと、そこで想定外の説明を受ける事になったのでした。。。
つづく

コメント