前回記事の流れから、1日猫ドックを受けさせたちび。
それは思いもよらない結果でした。
びびりで病院はものすごいストレス。
通院はものすごいストレスで尋常じゃないほどのビビリだから、避妊手術の術前検査も兼ねて、なるべく1度で全身の健康診断をするつもりでずっと考えてた。
ようやくその日がきた。
年1はどうしても予防接種で通院してるけど、帰宅後に1週間はぶちキレてシャーして逃げまどって。
特に老猫まるが通るたびぶちギレて当たって。
それを1日中、1週間ずっと。
普段はまるの事大好きで片思い全開なクセに、運動能力高い種な上に若さあふれる荒くれモノ。
キレたら文字通り流血はまぬがれない。

(▲この記事に書いたジルケーンは、今もずっと飲ませてるんだけどね…飲んだ上でココまでなのかも。)
まるは若い頃からスコティッシュの骨瘤で全身痛く、晩年は腎臓病で急激に弱ってますますゆっくりしか歩けなかった。
もちろん元々高いところにも上れないし、自分が落ち着く場所に逃げる事もできなかった。
ちびに攻撃されるたび日に日に悲しい目になり、わたしと目も合わせてくれなくなってくまる。
わたしが家にいる時間はまるを抱いてたりさりげなく仲裁に入ったり、できる限りまるを守ってられたけど。。
それでも限度があったし、そもそもまるだけが通院して帰ってきた後も病院のニオイのせいか、同じく1週間まるを攻撃するし。
ただでさえ身体が弱く定期的に通院するまる。
腎臓病になってからは、ますますストレスは大敵だというのに。
ちなみにちびはサロンの爪切りから帰ってきても、1、2日はおびえて機嫌最悪。
そんなこんなもあり、まるの体調が落ち着くまではと、ちびは極力通院させない方向でいた。
必要なサプリなどは、主治医に事情を話してなるべくわたしがひとりで取りに行ってた。
避妊手術を延期してきた理由。ブリティッシュの成長期。
そしてこれはまた別の話になるけど、ちびは生まれつき身体が小さく食も細くて。
ごはん必要量食べずに遊んでばかり。
いくら遊び盛りとはいえ消費カロリーの方が上回ってるんじゃ、という体格のまま全然大きくなっていかず。
当時の主治医はちびを診て、体重が3キロになれば手術できるとの考えだった。
でもちびは、いつまでも2キロちょろちょろのままで。
悩んであちこち情報調べた結果、ブリティッシュは大人になるのに3年かかるというし、まるへの影響も考えて避妊手術は先送りにして3歳を目処に考えようと決めた。
(これはあくまでちび自身の様子を見て決めた、わたし個人の考えです。)
奇しくもまるは、ちびが3歳になったのを見届けて旅立っていってしまった。。
ちびはなぜかここ最近急に食べるようになり、ようやく3キロが目前になっていた。
遊ぶの大好きで、元気いっぱい。
わたしは前記事の通り、最期まで尽力してくださった先生にようやくまるのお礼をする事ができた。
そのままちびの避妊手術とやれる限りの全身健診を希望して、数日後に予約。
小さい時からたまに黒い目やにや涙が出る事があって目薬する時もあるけど、他の様子はすこぶる元気。
性格的には神経質で異常なびびり、抱っこ嫌い、わたしにも未だ心許しきってない感じで当然布団にも来ないし常に物理的距離を置かれ続けてるけど。
でも全く多飲多尿でもないしどこか痛がったりもしてないし、快便快調、とにかく日々元気いっぱい走り回ってる。
完全にただの親バカだけど、毛艶も角度で色が変わる銀光り。
ハンパなく素晴らしくいいと思うし。
当然、健康優良児だろうと余裕で考えてた。
そして当日朝イチで連れていったのだけど。。
思ってもみなかった検査結果。
検査結果は、まさか。
腎臓の数値が怪しい。
カルシウムも謎に高値。
必要とする誰かに使って欲しくて朝先生に渡したばかりの薬やサプリ、療法食を、まさか夕方迎えに行ったちびと共に返してもらう事になるとは。。。
昨日四十九日だったまる。
ちびがまさか、まるが闘った同じ腎臓病かも知れない。
今の段階ではまだ原因不明のクレアチニンの高値と、カルシウム値の高さ。
帰宅後すぐに調べ始めたけど、高カルシウムで有り得る可能性としていくつか出てきた。
・腎臓病
・腫瘍
・ビタミンD過剰症
・上皮小体機能亢進症など、ホルモン系の病気
云々。
その中でひとつ、少しだけ救いと思えるブログ見つけたけど、、
同じくブリと暮らしてる方のもので、ルックスもちびとそっくりなコ。
そのコも原因不明でカルシウム値だけが高くて、でもそこから数年経つうちに腫瘍など他の重大な病気の線は消えていき、現在は『特発性高カルシウム血症』という診断になったみたい。
わたしも先生に思うとこ色々聞いてみてたんだけど。
猫種や個体によって、一般的には異常値でもそのコにとっては問題ないケースはないものかと。
だけど先生曰く、一部の犬種ではあるけど猫だと基本それはないとの事。
そう言われちゃったワケだけど、帰宅後見つけたブログのコは同じ毛色の同じブリ、、
ド素人の勝手な願いなのはわかってるけど、統計取るにもたった2匹だから無理だけど、でもなんだかそのコを他人(にゃん)と思えないでいるわたし。。
もちろんまずは考え得る治療はなんでもして、いつかふと気がついたら結果的にはブログのコと一緒のケースだった、ってなればいいなと願って。
(高カルシウム血症が平気だとか言いたいワケじゃなく、ただとにかく腫瘍など重病でない事を願うという意味です。どのコも皆、何でもない事がもちろんナニヨリ1番の願い。)
ひとまずの治療方針。
先生は、ひとまず腎臓の方向で薬飲ませてみて、次回予約日に再検査しましょうと。
そこでもし数値が落ち着いてれば、その時はそのまま避妊手術に入るか検討することに。
コロナの影響でここ数ヶ月、入手困難になっている腎臓病の良薬セミントラ。
まるがタッチの差でギリギリ出してもらえた2本目が、まだ2.3回使っただけで残ってた。
それを返してもらう事になり、、
一旦喜んで受け取ってくださってたから、心苦しくて何度も謝った。
そしたら「いやいや、こうなってすぐの時に手元にもう色々あるだなんて、むしろ良かったじゃないですか!」と言ってくださり。。
他の腎臓絡みの色々と共に、ありがたく再び持ち帰らせて頂きました。
世界一大切なカノジョが、わたしたちに残してくれたもの。
なにより まる、ホントにありがとね。
今まで一緒にいた16年の間も、いつもたくさんのものをわたしにくれた。
なのに、旅立ったあとの今になってまで。。
本当にありがとう。
やっぱりまるは、どこまでもいつになってもとことん優しいコ。
遺されたさみしんボのちびにも、こんなすごくいいモノしっかり残してくれたんだね。
ちびはあれから毎日毎日、ダイスキなねぇちゃんの事探してるんだよ。
まるが最期のギリギリに、急に外行きたがって座り込んでた玄関。
ちびもここ1週間くらい前から、なぜか急にそこに座ってるんだよ。
もう他は全部探し尽くしたからかな。。
なんだか玄関ドアの向こう側を見てる感じでしばらくジーッとしてる。
側に行ってもこっちも振り返らずに。
まる。
もし出来そうだったらでいいんだけど、これからのちびの事守ってね。

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