愛猫に強制給餌する時、できる限り嫌な思いをさせたくないですよね。
そもそも強制給餌自体に抵抗があったわたしは、最初の頃は途中で不安になったり躊躇したりして何度も手を止めてました。
でも経験を重ねるにつれ気付いたのは、わたしのそういう迷いの気持ちは愛猫に伝わり、余計に不安な思いをさせてしまってたってこと。
なので経験を重ねるにつれ、黙々と淡々と進めるよう意識してみました。
こちらが動じずゆったりしてると、カノジョも安心してくれてるのが伝わってきたし結果的にスムーズでした。
今回はわたしと愛猫まるが色々試した中で、最終的にベストだった方法を詳しく解説します。
バスタオルで巻く保定をした結果
たくさんの動画やブログで勉強すると、多くの方はバスタオル等でぐるぐる巻きにして保定してたので早速わたしもやってみました。
我が家流爪切りの時と同じ要領なので、なんとかできるかと思ったんだけど…
その状態で食べるのは嫌がって、すぐにタオルから抜け出してしまい失敗。
(わたしの巻き方が下手だったのかもだけど。)
そこで違う方法を考えました。
▼赤ちゃんの素肌にも優しいバスタオルを探して、用意したんですけどね。
いつものように抱いてみたのが良かった
まるは好き嫌いははっきり言うし我が強いけど、基本はおっとりマイペースで抱っこも好きなタイプです。
なので、いつも通りのお気に入りの抱き方をしてみました。
普段よくしてた抱っこはこんな感じ▼この感じのまま右を向かせました。
わたしの左腕に背中を添わせて抱き左手でまるの両手を優しく握り、お尻はわたしの左太ももに座らせる。
意外にも、それがうまくいきました。
(抱っこ好きなコならぜひ試してみてくださいね。)
(絵に描いてみました。アレとかソレはスルーしてください)
*人側の姿勢は、地べたにゆるい体育座りをして足は軽くクロスさせます。
あぐらから少しひざを立てる感じです。
*手をそっと、でも抜けない程度に握ってるのは、結構大事なポイントです。
身体ねじったり手を出されたりしづらくて、こちらも落ち着いてスムーズにできました。
*少しでも安心できるように、途中優しく話しかけたり握った手を指先でなでたりしてあげましょう。
人間側が焦らない方がうまくいきますよ。
*しっぽは下敷きにしないように、わたしの脚の間に垂らしてます。
*猫も慣れてくると人の股のすき間に立つ感じが楽そうだったし、人側も猫を両足で固定できるから多少やりやすいです。
(あくまで上半身はしっかり支えてあげて、下半身に無理な体重がかからない配慮は必要です。)

タオルで固定して動きを封じるのは、まるの場合は暴れて逆に体力消耗させるとこでした。
もしそこに固執してたら、お互いもっと辛い思いをするとこだったと思います。
諦めなければ、自分の大切なコに合ったやり方は必ずみつかるはずです。
◆高評価の猫の保定袋もありますよ◆
暴れるコが観念するとか、そうじゃないコでも更に色々しやすくなるとか、とても人気の商品があります。
口コミもとても良いものが多く、たまに悪いものはサイズ違いや使い方にイマイチ慣れてない雰囲気の方々が書かれてる印象です。
わたしも更にもっと楽に食べさせられたら…と検討してたのですが、購入が間に合いませんでした。。

あたいの爪切り(地獄絵図)用に、やっぱり欲しいとか言ってるんだけど~
役立ったのは、人間の赤ちゃん用品店!
以前の記事でも書きましたが、お年寄りや人間の赤ちゃんにするごはん介助と何も変わらないと思うんです。
なので、赤ちゃん用品で使えるものがあればと探しました。
食事用のポケット付きエプロン
首周りのサイズがねこにぴったりで、一番重宝したのはこちらのスタイ▼
2色あり、洗い替えにどちらも買いました。

いろんなお店で実物見て歩いたけど、ピジョンほどしっくりくるサイズの商品は見つけられませんでした。
・マジックテープで調節し、首周りに素早くぴったり合わせられるサイズ(こぼすのが当たり前なので、首元はすき間ない方がベスト。)
・こぼすのは避けられないので、キャッチするポケット付き
・洗っても早く乾く素材
強制給餌は体調が悪いからこそするワケで。
1回に受け付けてくれる量が少ない場合も多く、小分けにして日に何度も与えなければいけません。
その都度スタイを洗わないと、結構不快なニオイがします。
また速乾性とは言っても、乾くのに半日~1日はかかってました。
なので、ある程度の枚数はあった方が楽です。
洗い替え用に買ったスタイ他いろいろ▼
簡易的に素早く使いたい時は、使い捨てが便利でした!
(※上画像の前列3種は、西松屋のポケット付きエプロンです。
使い捨てもそうじゃないのも、正直ネコには首周り調整しても少しゆるかったです。)
ガーゼハンカチは安いのに優しい。必須アイテムです。
▼食事のたびお湯でしぼって常備、口周りや毛に付いたフードふきに最適でした。
ガーゼハンカチ、すんごく優しい肌触り。
10枚入りでちょうどいい枚数。
普通のタオルとウェットシートも。
わたしが給餌と共に用意してたもの。
・ガーゼハンカチ(お湯でしぼったもの)
・普通のタオル(乾いてるもの)
・ウェットティッシュ(口周り、テーブル他用)
・シャンプーシート(毛についたフードふき取り用)
フードは早めに拭き取らないと、後々イヤなにおいになるし雑菌も繁殖します。
タオル系はどんどん使ってどんどん洗いまくってました。
落ちたかたまりをふく時は、使い捨てられるウェットティッシュが便利です。
▼ペットがなめても安心なのは、外せないポイントですよね。
破れにくい厚みがある上、大容量。
惜しげなくどんどん使えますよ。
▼厚手、大判、汚れをからめ取るメッシュシート。
給餌の仕方
わたしのやり方は、左腕で抱き右手にシリンジを持っている状態でスタートです。
もしくは一旦手を離せそうなら握るのをやめて、あご下に左手を添え少し上を向かせる。
※気持ち猫の顔を自分の胸に引き寄せつつ鼻先を上げると、首を左右に振られにくくなる。
その犬歯の奥にはすき間があるので、そこに先を入れる感じにすると口を開く瞬間がある。
その時、のどの方向(斜め奥)に向けてフードを素早く一口分押し出したらシリンジは引っ込める。
※なかなか口を開かない時は、シリンジの先を犬歯の奥すきまに当てたまま少ーしずつ押し出すと口を開きやすい。
なのでわたしはあご下の手を早めに放し、マイペースで噛ませ飲み込むまで「手を優しく握る」に戻っていた。

上記はひとりでする場合ですが、抱いて固定してる人とシリンジで与える人の2人でやれたら断然楽ですよ。

保定袋あれば、ひとりでもシリンジに専念できるってことニャんだね
まとめ
わたしは思いつくものは次々と試してみる日々でしたが、結果今回書いたものがあればもう必要充分だと思います。
あとは大切なコとふたりでチャレンジし、経験を重ねていくのみです。
心の底から応援しています。
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